生命保険いらず

クレジットカードを持っていると、それだけでいろいろな売り込みをされます。

テレアポ?の会社の人が、クレジットカード会社の社員を名乗って電話してきます。こちらの都合おかまいなしのタイミングで電話がかかってくるのですが、向こうからすると、1000本に1本、10000本に1本、タイミングがあって、さらに売り込みが成功すれば、それで十分なのでしょう。

で、昨夕は生命保険への加入勧誘の電話がかかってきました。

アラカンで、先のない人間を保険に加入させて、何かいいことがあるのか、という気はします。そもそも生命保険ほど、消費者にとって「油断のならない」商品はありません。

毎月の保険料は教えてくれますが、肝心の保険の値段を教えてくれないからです。

例えば、住宅ローンなら、「〇千万円分のローンを金利〇%、返済期間〇年で返済するなら、月々の返済額は元金〇円、利息〇円」という情報が開示されます。「〇千万円分のローン」という部分で、一体いくらの住宅ローンを「買う」のか、分かるわけです。

一方、生命保険は、おそらく「保険金のおりるタイミングが分からない」という理由で、同じ情報が開示されません。ただ、生命保険会社の側では、アクチュアリーが加入者の平均寿命を管理していますから、保険の値段を設定しています。

とあるネット生保の創業者は、創業直後は「保険の値段を明らかにする」と息巻いていましたが、結局、やりませんでした。

それと、最近の生命保険は、同じ契約内容を維持しようとすると、年齢が上がるとともに、保険料が激増していきます。保険料が膨れ上がるのを防ごうとすると、内容を削っていくしかない。そういう説明も、きちんと行われません。

で、話を元に戻すと、加入勧誘の電話をかけてきた人間に、痔ろうの手術とはいわずに、「来週の月曜日に軽い手術を受ける」とまず告げたところ、「保険に加入できない」ということで、営業トークに電話が終わりました。

当分はこれで行きます。