無駄だった投薬

さて、老院長から「あっ、これ、古いのも、新しいのも、痔ろうだから」と言われたわけですが、これまで、いぼだと思っていた突起は、実は、膿みの詰まった血豆でした。

いぼ痔と思い込んで、症状が悪化する都度、薬を塗ったり、坐薬を入れたりしてたのですが、全く無駄だったことになります。痔ろうには薬が効きませんから。確かに、どの薬も手応えを感じられませんでした。

そういうことがあるので、肛門周辺に違和感を覚えたら、まず、肛門科の医師の診察を受けるべきです。無駄に投薬する間に、手遅れになることも有り得ますので。

クリニックでもらった「診断結果」(〇×など必要最小限の記入で説明するもの)の裏面には、「三大痔疾患」の説明があって、それぞれこう書かれています。

内痔核(※肛門の内側にできるいぼ痔のこと) I度、II度までは、坐薬、軟膏で治ります…

裂肛(※きれ痔のこと) 急性の裂肛は、便秘の改善、軟膏の塗布、消炎鎮痛剤の内服にて良くなります…

なお、痔ろうについては、薬が効かないので、手術の方法しか書かれていません。