痔ろう(あな痔)とは

この先を読み進んでいただくためには、痔ろう(あな痔)とは何であって、普通の痔(いぼ痔やきれ痔など)とどう違うのかを理解してもらう必要があります。

痔ろうについて、「5ちゃんねる」の専用スレには、

痔瘻(痔ろう)…肛門と直腸の境界から細菌が侵入し、化膿して膿瘍が出来る。(この段階は肛門周囲膿瘍。病院で切開してもらって膿を出せば楽になる)

そのうち膿が広がり、さらに皮膚を破って穴が開きいつまでもふさがらず、肛門内とつながった瘻管を形成したものが痔瘻です。

詳しく知りたい方は、こちらのサイトも。(※リンク切れ)

などという説明があります。

少し分かりやすく説明すると、

・肛門と直腸の間には、歯状線(しじょうせん)というヒダヒダがある、
・下痢や軟便、ウォシュレットの逆流が多いと、不衛生なものがヒダヒダの間に溜まる、
・これが直腸内の粘膜を侵して穴を開け、膿みとなる、

※この膿みのことを肛門周囲膿瘍(のうよう)というようです。

・穴は、じきに伸びて、体表面まで貫通する、
・そこから膿みが吐き出されたり、血豆が作られたりする、
・一度できた穴は、外科手術で閉じるなり塞ぐなりしなければならない、

要は、「痔」とひとくくりに論じられることが多いものの、どちらかというと皮膚病的な、いぼ痔やきれ痔に比べて、性質が全く違うということです。