総合医療特約(手術給付金)

社会人になると同時に、右も左も分からないまま生命保険に加入。最初のうちは保険料控除の手続きを行うことも知らずに、ただただ、保険料を払ってました。さらに、90年代後半の金融危機の折、加入している三番手、四番手の保険会社の先行きが不安となって、これらを解約し、当時の職場に熱心に通っていた一番手の保険会社に切り替える、などという愚行をしでかす始末。

(注)一般に金融機関が提供する商品・サービスで、新しいものの内容が古いものの内容より良くなっていることは、ほとんどありません。

最初の頃は、「暴飲暴食がたたって肝臓病になる可能性あり」とか、「まあ、ガンの1つや2つできるでしょう」とか、元を取ることを呑気に考えていましたが、アラカンになってもその気配はなし。

10年ほど前に、脇腹に突然、おおきな黒子ができたときは、「これは皮膚ガンか!!」と動意づいたりしたのですが、約款を読み直してみたら、ガンはガンでも、軽度の皮膚ガンだと、保険金が下りないことを知って、即、ガン保険を解約する羽目になりました。

で、近年は、加齢により保険料引き上げになる都度、保障内容を削って、保険料の膨張を抑える始末。何十年も安くない保険料を払い続けて、残るのは、終身保険500万円だけになりそうです。

さて、その保険会社、いきなり電話をかけてきて、本人不在時でも、電話口に出た人間に、何でもペラペラしゃべってしまう。この会社に勤める友人に確かめたら、「ああ、うちの会社はそういう会社だから。あきらめてね」とあっさり。なので、数年前から、電話番号の登録を「03-0000-0000」に変えて、セールスの電話をシャットアウトしています。

ちなみに、加入の勧誘をした女性とは、もう連絡が途絶えています。以前、トラブルがあって携帯の電話番号を変更したからなのか。若くしてお亡くなりになられたような話を聞いた記憶もあります。

で、痔ろうの手術の直前に、地域の担当者を名乗る女性(容姿、年齢とも不詳)から「2月24日に契約内容の確認をしたい」というメールがやってきたので、「来週15日に外科手術を受けるから回復していたらどうぞ」と返信したところ、手術の前後に繰り返し「24日は大丈夫か」というメールを送り付けてきたので、いまのところ放置しています。貧乏なアラカン消費者なんだから、そっとしておいて欲しい。

なお、よく調べたら、「契約内容の確認」はネットでも可能だったので、それは先ほど済ませました。

その際、契約内容を確認したところ、加入している生命保険には「総合医療特約」が付いていて、「公的医療保険制度の対象となる手術」を受けたときには、手術給付金が下りることが分かりました。その金額ですが、「外来または日帰り入院手術中の手術」の場合、入院給付日額の5倍だそうです。保障内容を削ったとはいえ、まだ入院給付日額は1万円。つまり5万円が転がり込んでくるかも知れません。

しかし、これ、1泊2日でも入院していれば、5万円でなく、20万円になってたんですね。

さて、最大の問題は、痔ろう根治手術(複雑)が「公的医療保険制度の対象となる手術」なのかどうか。この保険会社、サイトの隅までたどっても、回りくどい説明しか掲載していない。「お支払いの対象となる手術(1,000種類以上)」と書くくらいなら、1000種、手術名を並べるべきでしょう。

ただ、同業他社のサイトには、給付対象としているところがあって、かなり有望。というわけで、手術給付金の請求もネットでしてみることにしました。画像ファイルにした領収書をアップロードすればいいようです。